ボートレースは初心者向き その魅力と舟券の買い方

荒れる水面を猛スピードで走行し、激しい水しぶきとともにターンマークを旋回する姿に迫力を感じるボートレース。近年は、ボートレース場に足を運び、お気に入りのレーサーに一喜一憂するファンが増えています。

初心者の方向けに、ボートレースの魅力について他の公営競技と比較しながら紹介します。

ボートレースの魅力

ボートレースには、初心者でも気軽に楽しむことができる魅力がたくさんあります。

高い的中率

ボートレースはどんなレースであっても6艇のモーターボートが出走して、300m間のターンマークを3周して1位を競い合います。

公営競技の中では最も的中率が高いのがボートレースで、その一番の理由は出走数の違いによります。ボートレースは6艇で出走するのに対し、競馬なら最多で18頭、競輪なら9人、オートレースなら8車です。

1着だけを予想する単勝であれば的中率は1/6になるので、初心者でも予想がしやすくなります。

独特なスタート方式

他の公営競技では一斉スタートするのに対して、ボートレースは決められた時間内にスタートラインを通過する「フライングスタート方式」が採用されています。

大時計が0秒から1秒になるタイミングに合わせて、各艇が猛スピードでスタートラインを通過する瞬間は、他の公営競技では感じることができない迫力があります。

熱いファン層

公営競技の中では、競馬の歴史がもっとも古く、人気度も一番高いでしょう。しかし、最も浅い歴史をもつボートレースには、近年でもファンの数が増えています。

ボートレース場へ足を運ぶファン数の推移は、2000年度のシーズンから1年度とも減少せずに年々来場者が増加して、平成29年度で初めて6千万人を突破しました。

ファンの数を増やした理由の一つに、TVのCMでのキャンペーン効果が考えられます。以前の「競艇」という名詞を「ボートレース」に変えて、「おじさん」イメージの払拭に成功しました。

魅力的なボートレーサー

ファンの数が増えたのは、TVのCMによるキャンペーン効果以外に、ボートレーサーにイケメン選手や女子選手の登場にも要因として考えられます。

特に女子選手の活躍がめざましく、ボートレースのイメージアップに貢献していて、女子選手のレース中に魅せる格好良さに憧れる女性ファン層が増えています。

女性のみがエントリーできるレースでは、新鋭レースより舟券の売り上げが高い実績があり、ファンの熱い応援が女性選手にも集まっていることがわかります。

ボートレースの流れ

ボートレースにも競馬のGⅠのようなグレードがあり、最高グレードの「SG」で出走したいボートレーサーたちが、毎日どこかのレース場で開催されている一般戦などで日々しのぎを削っています。

5つのグレード

ボートレースの5つのグレードについて紹介します。

SG 最強の選手が出走するボートレース最高峰のレース

年に8回開催されるSG(スペシャルグレード)の出場資格は、GⅠレースなどの優勝回数などで決められます。優勝賞金はもちろん高額で、1月1日から開催される「グランプリ」では優勝賞金は1億円になります。おのずとファンの注目度も高くなります。

GI 原則A1選手のみが出走するレース

約1,600人のオートレーサーは、勝率によってA1、A2、B1、B2の4段階にランク付けされます。最上級のA1選手が出場資格をもつレースが「GⅠ」で年間約35回ほど開催されます。プレミアムGⅠや周年記念がGⅠに該当し、優勝賞金は480万円超になります。

GⅡ GⅠに準ずるレーサーが出走するレース

秩父宮妃記念杯やモーターボート大賞が主なレースで、年間で約8回ほど開催されます。優勝賞金は450万円超です。

GⅢ オールレディース、イースタンヤング、ウエスタンヤング、企業協賛レース

企業杯や、オールレディース、マスターズリーグが主なレースです。年間で約50回ほど開催され、優勝賞金は105万円以上です。

一般戦 上記以外のレース

SGやGⅠからGⅢに該当する以外の全レースで、ほぼ毎日どこかのレース場で開催されています。優勝賞金は74万円以上です。

レースの流れ

ボートレースの1節は、最大7日間、通常4~6日を連続で毎日開催します。基本的な流れは以下のようになっています。

予選(1~4日目)

レースにエントリーされるのは50名前後で、4日間の予選レースで獲得したポイントの上位18名が、次の準優勝戦に出走できます。

準優勝戦(5日目)

予選通過した18名が、準優勝戦3レースに振り分けられ、1着か2着になった6名が最終日の優勝戦の出場権を得られます。

優勝戦(6日目・最終日)

優勝戦以外にも、準優勝戦で3着か4着になれば特別選抜A、同じく5着か6着であれば特別選抜Bで出走可能です。

優勝戦で1着になると高額な優勝賞金を得ることができ、優勝回数を重ねることでグレードの高いレースの出場資格が得られます。

舟券の買い方

舟券の買い方について、購入できる場所や、舟券の種類、マークシートの書き方について紹介します。

購入場所

ボートレース場

全国24カ所にあるボートレース場に足を運ぶことで、舟券を購入すること、レースを間近で観戦することが出来ます。

競艇場の入場料は100円になっています。2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の状況により入場制限がかかる場合があるので、事前に確認が必要です。

ボートレースチケットショップ

ボートレース場以外でも、全国70箇所以上のボートレースチケットショップで舟券の購入が可能です。ボートレースチケットショップの愛称として「ボートピア」、小規模なら「ミニボートピア・オラレ」が併記されています。

テレボートによるインターネット投票

ネット銀行口座か専用銀行口座があれば「テレボート会員」になることで、ボートレース場やボートレースチケットショップに行かなくても、ネットにより舟券の購入手続きが可能です。

会員登録に関しては「テレボート会員募集サイト」から登録手続きができます。

種類と的中率

舟券には以下の種類があり、それぞれの的中率や配当が異なってきます。

種類 条件と的中率
単勝 1着の艇を予想して当てます。6艇の出走なので的中率は1/6になります。
複勝 2着までに入る1艇を予想して当てます。的中率が1/3と高くなります。
2連単 1着、2着の組み合わせを予想して、順番通りに当てます。『4-6』の2連単を購入した場合、4号艇が1着で6号艇が2着にならなければいけません。逆は外れになります。的中率は1/30なので2連複より高い配当が得られます。
2連複 1着と2着の艇を予想して当てます。選んだ2艇の1位、2位の順位は問いません。的中率は1/15です。
3連単 1着、2着、3着の組み合わせを予想して、順番通りに当てます。的中率は1/120ですが、当たると高い配当が得られます。
3連複 1着、2着、3着の艇を予想して当てます。選んだ3艇の順位は問いません。的中率は1/20です。
拡連複 1着から3着までの2艇予想して当てます。選んだ2艇がどちらも3着までに入れば当たりになります。的中率は3/15です。

マークシートの書き方

舟券を購入する際は、上で紹介した舟券の種類のほかに、レース番号、購入金額、着番を予想する艇番などが記載されているマークシートに、必要事項を塗りつぶして窓口か自動販売機で購入することができます。

詳しい記入方法はBOAT RACEの公式HPの、BOAT RACE GUIDE LEVEL.1/マークシートの書き方をご参照ください。

事前に確認することとで、正しく記載し、時間に余裕をもって購入することができます。

まとめ

公的競技が初めての方でも、ボートレースでは的中率が高いことや、ボートレース場の治安の良さにより、他の競技と比べて気軽に楽しめる魅力があります。お住いの近くにボートレース場がある方は、まずは足を運んでみてレースの迫力を感じてみてはいかがでしょうか。

【参考】

競艇の初心者はまずこの賭け方!おすすめの当たりやすい番号は?

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