あなたは鉄板狙い？穴狙い？高配当の舟券が期待できるシチュエーション

ボートレース、競馬、競輪、オートレースの公営競技のうち、大穴狙いの投票券を予想するのはどれも難しいです。一番出走する個体数が最も少ない6艇であるボートレースにおいても、高配当の3連単では的中率が1/120程度まで低下します。

そこで、鉄板狙い、もしくは穴狙いのレース展開になるシチュエーションについてまとめました。

舟券の種類と的中率

舟券には種類があり、それぞれの条件や的中率について紹介します。

鉄板狙いの舟券のシチュエーション

ボートレースの鉄板セオリーは、なんと言っても1コースの「逃げ」による決まり手です。この「逃げ」が決まりやすいシチュエーションについてまとめました。

「逃げ」が決まりやすいボートレース場

2020年9月1日から11月30日の集計期間で、1コースでスタートした艇の1着率が60％台だったボートレース場の中から、1着率の高い順に紹介します。

ボートレース大村の特徴

大村では進入固定レースや、上位クラスが1号艇で出走する企画が多くあり、そのため堅いレースが多くなっています。

さらに第1ターンマーク付近が広いので、イン側の艇が全速でターンしやすく、アウト側の「まくり」が効果ない場合が多いです。

また、第2ターンマークの出口では、波のうねりがあるので「ツケマイ」の効果が期待できず、ほとんどが「差し」勝負になります。先行する艇が余程の限りアウトに流れない限りは「逃げ」が成立しやすくなります。

ボートレース芦屋の特徴

大村と同じように、A1級のレーサーが1号艇でその他がB級で固められたレース構成が多く、1コースの入着率に大きく反映しています。そのため、1コースのレーサーが有力選手でない場合の入着率は40％台まで低下します。

また、第1ターンマークのバックには葦が自生していて、波を打ち消す効果があるため水面は穏やかです。そのため荒れる展開にはなりにくく1コースの有利性が保たれています。

ボートレース徳山の特徴

海沿いであるものの、太華山や笠戸島に囲まれているため水面は比較的安定して、レース展開が荒れにくいです。また、追い風が斜めに吹いているときは1コースが有利になる展開があります。

地元支部のレーサーが、3コースか4コースになれば「まくり」が決まる展開になるときがあります。

「逃げ」が決まりやすい風向き・風の強さ

一般的に、スタートする際に風向きが「追い風」であるとインコースが有利とされています。

それは、1コースのような助走が短いスロースタートの艇でも、追い風により加速しやすくなるので、インコースが有利になるということです。

また、風速が5m以上であれば水面が荒れるのでレース展開に波乱が起きやすくなりますが、風速が0～3m程度であれば、イン側の有利性は担保されます。

横風の影響については、1コースの入着率に影響はないとされています。

穴狙いの舟券のシチュエーション

ボートレースにおける1コースが勝つためのシチュエーションについて紹介しました。逆に、高配当の舟券は、どのような状況下のレースで発生するのでしょうか。

高配当ランキング

BOAT RACEの公式HPで掲載されている、歴代の高配当のレースBEST10を紹介します。

3連単がオススメ

上記の歴代高配当のレースBEST10をみると1例を除いて、ほとんどの勝式が3連単です。

3連単となると1着から3着までを着順通りに当てないと的中しないので、一見難しいように感じます。

しかし、ボートレース、競馬、競輪、オートレースの公営競技で、3連単の的中率を比較すると、競馬が最大18頭で出走した場合に1/4896、競輪で1/504、オートレースで1/336に対して、ボートレースは1/120と最も的中率が高いことが分かります。

5コースもしくは6コースの艇を絡める

高配当のレースの組番をみると、当然でしょうが全てのレースで5コース、もしくは6コースの艇が入っています。

「差し」「まくり」「差しまくり」が決まりやすい条件が必要になります。

1コースの入着率が低いボートレース場

2020年9月1日から11月30日の集計期間で、1コースでスタートした艇の1着率が40％台だったボートレース場の中から、1着率の低い順に紹介します。

ボートレース戸田の特徴

第1ターンマークがスタンド寄り、第2ターンマークが対岸寄りになっているので、インコース側の艇は斜めに走向する必要がでてきます。一方、アウトコース側の艇は直進しながら第1ターンマークで旋回できるので「まくり」が決まりやすくなります。

また、第1ターンマークのバック側のコース幅が狭いので、インコース側の艇は高速ターンが難しくなります。

ボートレース平和島の特徴

高層ビルからの強いビル風により、水面が荒れるケースが多いのでレース展開に波乱が生じるケースが増えます。

また、戸田と同じように第1ターンマークがスタンド寄りに大きく降っているので、5コースもしくは6コースの「まくり」「差し」が決まりやすくなります。

ボートレース江戸川の特徴

レース場の全体が江戸川の中にあり、全国屈指の荒水面とされています。風向きによって上げ潮、下げ潮と流れが変わり、下げ潮のときはアウトコース側のダッシュ勢が有利になります。

スタート時は上流に向かって走向するので、スロー勢は不利になりやすいです。

ボートレース多摩川の特徴

風の影響が少ないので「日本一の静水面」と呼ばれ、冬場の1コースの入着率は56.8％まで上がりますが、春と秋はどちらも50％程度です。

戸田や平和島と同様に、スタートラインから第1ターンマークまでがスタンド寄りに15mも振っているので、「まくり」が決まりやすくなります。

まとめ

1コースの入着率が高い「鉄板狙い」と、入着率が低い「穴狙い」のシチュエーションについて紹介しました。鉄板狙いでは、的中率が高いですが配当が少ないので収支をプラスにするのが難しくなります。

是非、高配当がでやすいシチュエーションを読み切って、万舟券をつかみ取りましょう。

【参考】

【競艇の鉄板レースの条件は？】予想が当てやすいレースの4つの条件まとめ