全国24か所の競艇場の特徴と水面特性を紹介

競艇場は全国24か所、それぞれの水質や、潮の満ち引き、風向きに特徴があるので、選手によっては得意不得意があります。この特性を知ることで、着順の的中率を上げることができるので、抑えておくのが大事です。

関東地区

桐生

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特徴:ナイターレースで、山間部で標高が高いのでモーター出力があがらないことで有名です。スタートの出足が伸びないので、ダッシュ勢にも有利性がでると言われています。

水面特性:淡水。冬から春先にかけての強風「赤城おろし」により、水面が荒れることがあります。夏場の水面は穏やかなので「まくり」やすいです。

戸田

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特徴:全国でも1コースの入着率が低いのは、コース幅が狭いために第1ターンマークでの旋回にテクニックを要するからです。ダッシュ3艇の出番が多いため、「まくり」が発生しやすい傾向にあります。

水面特性:淡水。第1ターンマークをスタンド寄り、第2ターンマークを対岸寄りに大きく振っています。

江戸川

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特徴:全面的に河川を利用するという他に類をみないレース場です。風向きによって上げ潮と下げ潮の流れが変わります。上げ潮時はインのスローが、下げ潮はアウトのダッシュに有利性が生まれます。

水面特性:汽水。全国屈指の荒水面。

平和島

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特徴:高層マンションに囲まれているので強いビル風が、春夏では追い風、冬には向かい風となって水面を荒らします。他のレース場と比べて、1コースの入着率が低く、「まくり」「差し」が決まりやすいので5・6コースの入着率が高いです。

水面特性:海水。

多摩川

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特徴:対岸に設置されている防風林により風の影響を受けにくく、全速で攻めるのでモーターの善し悪しが左右します。「逃げ」「まくり」が決まると高配当が出やすい傾向です。

水面特性:淡水。風の影響が少ないので「日本一の静水面」とされています。

東海地区

浜名湖

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特徴:有数の広さがあるコースで、選手からの人気が高く、高速展開になりやすいのが特徴です。一方、冬期には追い風によってインコースが有利となりますが、「まくり差し」が狙いやすいので展開が読みにくいとの声があります。

水面特性:汽水。水位に多少の変化があります。

蒲郡

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特徴:年間を通じてナイターレースで、ファンの人気が高いレース場です。第1ターンマークのバック側が開けているので、スロットルを握ったままの高速ターンが可能です。選手の実力が出やすく、アウト側でも簡単に先行する場合があります。

水面特性:風の影響が少なく、水面は穏やかです。

常滑

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特徴:普段はインコースの艇が逃げる展開が多いのですが、後半になるとモーターの性能の差が着順に影響しやすくなります。海風が強くフライングが起きやすいです。

水面特性:汽水。水位の自動制御により、干潮満潮による潮位の影響は少ない。

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特徴:1コースの1着をとる確率が60%超になっていてインコースに分があります。一方、冬には強い向かい風「鈴鹿おろし」により、アウト側のダッシュ勢に有利性が出てきます。

水面特性:汽水。冬場の「鈴鹿おろし」には注意が必要。

近畿地区

三国

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特徴:日本海唯一のボートレース場で特有の強い風が吹くことから、福井支部からは風に強いレーサーが数多く輩出されてきました。ホーム、バックともに開けているので、アウトからの「まくり」が届きにくいです。

水面特性:淡水で水面が硬いので、苦手な遠征選手が多く、地元選手の有利性が高いです。

 びわこ

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特徴:春先から夏にかけて琵琶湖沖から強い風が吹くので水面が荒れます。ピットから第2ターンマークまでの距離が70mと短く、出足の悪いモーターでもチャンスがあります。

水面特性:国内最大の広さをもつ琵琶湖の水面は、淡水で硬く、標高も高いためモーター出力が弱くなり、インの入着率がそれほど高くありません。

住之江

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特徴:コンクリートに囲まれたプール型のレース場で、昔からの歴史と格式があり、「メッカ住之江」とまで呼ばれています。一部のレースを除き、通年でナイターレースを開催。

水面特性:工業用水で水質が硬く、インに有利な展開が多いです。第2ターンマークに引き波が残り、艇が暴れて逆転劇を演出してしまうことも。

尼崎

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特徴:夏季は甲子園からの浜風、冬季は六甲おろしと向かい風が吹きます。昔は「尼崎センタープール」という名称でセンターが強いとの通説がありましたが、実はインコースが強い結果になっています。

水面特性:淡水ですが水質は柔らかめです。水面は比較的穏やかです。

中国地区

児島

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特徴:風の影響はありませんが、潮位によって有利になるコースが変わってきます。満潮時は艇が不安定になり「まくり」が流れてしまうのでインコース、干潮時は安定した水面になるのでスピードにのったスタートが切れるアウトコースに、それぞれ有利性が出てきます。

水面特性:海水。瀬戸内海に面しているので潮位差がありますが、波が穏やかなのであまり水面は荒れません。

宮島

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特徴:干潮と満潮の潮位差が大きいコースです。干潮時に風が吹いても、防波堤が風の侵入を抑えてくれるのでインコースが有利になりやすいです。一方、満潮時に更に風速が大きいと展開が読みづらくなり高配当の舟券が出ることがあります。

水面特性:海水。潮位が最大で4mも違い、満潮時は水面が荒れるのでレースがもつれる傾向にあります。

徳山

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特徴:海沿いではありますが、周囲の太華山や笠戸島により水面は比較的安定しています。追い風が斜めに吹いているときは1コースが有利ですが、実力ある地元選手の全速「まくり」が決まれば高めの配当が出ます。

水面特性:海水。笠戸湾に面していて潮位差は3m以上。

下関

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特徴:常時ナイターレースで、6基のLED照明により一番明るいレース場とされています。夏季と冬季は強い不規則な横風により、フライングする選手が多くなります。風の傾向を把握することは困難で、慣れている地元選手が有利になります。

水面特性:海水のプール型レース場なので、水面は穏やかでうねりも少ないです。

四国地区

鳴門

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特徴:小鳴門海峡に面していますが防波堤により水面は比較的穏やかです。しかし、第1ターンマーク周辺が狭くなっているため「差し」が難しく、「まくり」が多くなる傾向があります。

水面特性:海水。潮位差があり、干潮時には「まくり」が有効になるためアウト有利、満潮時にはインが有利になります。

丸亀

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特徴:第1ターンマークの旋回後のスペースが広いため、「まくり」「差し」しやすいコースです。向かい風が強いときは「まくり」が決まりやすくなるのでセンターコースの艇が狙い目です。

水面特性:海水。潮位によって展開が変わり、干潮時にはインが有利で、満潮時には「差し」が決まりやすくなるのでアウトでも勝ち目があります。

九州地区

若松

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特徴:年間を通してナイターレースが開催されています。第2ターンマーク後方から海水が流入し、満潮時には第1ターンマークに溜まるので、浮力によりインが有利になります。

水面特性:海水。満潮時はイン側が有利、干潮になるにつれて「まくり」が決まり始めます。

芦屋

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特徴:水面が穏やかなので、スピード勝負になりやすいです。一見、1コースの入着率が66.8%と高く、イン側の圧倒的有利と思われますが、A1級が1枠に来ることが多く、1枠が有力選手でないときの入着率は40%台まで下がります。

水面特性:淡水で水質が硬め。第1ターンマークのバックには葦が生えていて、波を打ち消す効果があるため水面は穏やかです。

福岡

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特徴:第1ターンマーク部分だけが那珂川河口部に突き出た、独特な水面のレース場で、うねりに苦労する選手が多いです。大穴狙いなら満潮時のセンターコースからの「まくり」に期待しましょう。

水面特性:海水に近い汽水で、満潮時には博多湾から海水が流入してくるので第1ターンマークにうねりが発生し、「まくり」をかけても効果的でないときがあります。

からつ

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特徴:年間を通して追い風が吹くことが多く、イン側が有利になります。また、追い風によりスタート感覚が狂わされるときがあり、慣れている地元選手がインになるのであれば堅いレース結果になるでしょう。

水面特性:淡水。コースが広いので伸び優先の展開になりやすいです。

大村

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特徴:年間と通してナイターレースを開催していて、1コースの入着率が67.1%と全国で最もインが強いレース場です。1号艇の1コース取得率も99.4%なので、1号艇1着を軸に予想するのが良いでしょう。

水面特性:海水。大村湾に面していて風向きが度々変わります。

まとめ

全国の競艇場の特徴について紹介しました。舟券購入時には必ず確認しておきましょう。

【参考】

【競艇場ごとの特徴まとめ】全国24カ所を一覧とランキングで紹介!

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