芸能界で熱いボートレースのファンTOP3といえば、蛭子能収さんと坂上忍さん、徳光和夫さんではないでしょうか。
今回は、漫画家でありながらバラエティー番組でも活躍する蛭子能収さんの、ボートレースを通してみた彼の生きざまについて紹介します。
蛭子能収さんとは
蛭子能収さんの経歴や趣味について紹介します。
【経歴】
・1947年熊本県天草市生まれ、長崎県長崎市育ち。
・1970年に漫画家を目指して上京し、1973年「月刊漫画ガロ」で「パチンコ」が入選して漫画家としてデビューします。元祖ヘタウマ漫画家として地位を得ていきます。
・1980年より、芸能界でタレント・俳優活動を展開し、「笑っていいとも!」や「教師びんびん物語Ⅲ」などに出演します。
【主な著書】
『地獄に堕ちた教師ども』『私はバカになりたい』『私の彼は意味がない』『私は何も考えない』『なんとなくピンピン』『家族天国』『蛭子能収コレクション』
【趣味】
・ギャンブル(ボートレース、パチンコ、マージャン、カジノ)
蛭子能収さんのボートレース伝説
蛭子能収さんと言えば、漫画家ではありますが芸能界きってのギャンブル好きとしての一面のほうが有名ではないでしょうか。
フリー雀荘で警察のガサ入れに出くわし、世間の知るとこになって記者会見を開くと、「前科が付くことを知って驚きましたけど、日本人の10人に1人は前科者と聞いて、なんだかホッとしました」という蛭子さんらしいエピソードがあります。
ボートレースへの想い
蛭子能収さんは20歳の誕生日に出身地・長崎県にある大村競艇場(現・ボートレース大村)でボートレースの魅力に取りつかれ、その後50年以上ボートレースを愛し続け、全てのボートレース場にも足を運んでいます。
自身が「人生の8割はボートレース」と語るほど、ボートレース場で開催されるイベントにはゲストで参加し、ボートレース専門誌「マクール」でも連載をもつほど、ボートレースを中心としたライフスタイルになっています。
自身のブログでも「持っていたお金は全部なくなってしまった」などの、蛭子さんらしいエピソードを書き記しています。
ボートレースだけでなくギャンブル全体で生涯1億円以上も負けていると語っていますが、借金は絶対にしないのが信条で「ギャンブルで失敗しても自業自得なんだし身から出た錆。借金してギャンブルは確実に地獄行き」と意外としっかりした考えを述べています。
「蛭子買い」とは
ボートレースファンの多くに知られているのが、通称「蛭子買い」という蛭子さんが実践していた舟券の買い方があります。それが、「1256」もしくは「235」「245」のボックス舟券です。
蛭子さんのブログでも、ボートレース戸田で「1256」のボックス舟券を購入したところ、着順「652」で配当が約27万円、払い戻し金額で約80万円となり、人生最高額だったエピソードを明かしています。
しかし、この「蛭子買い」は予想を絞り込めず「外れるよりは少額でも当たったほうが良い」という前提で購入しているので、批判的な意見も少なからずあります。せっかく当たっても、オッズによっては損するケースもあるからです。
ボートレース選手以外で初の冠レース
2006年、出身地の長崎県にあるボートレース大村で「蛭子能収杯」という一般戦のレースが開催されました。今では坂上忍さんら芸能人たちの名前を冠にしたレースの開催は多くなりましたが、実はボートレース選手以外の名前での冠レースはこのときが史上初でした。出場選手も蛭子能収さん自身で編成したそうです。
その後、2008年にも大村で開催されたオール女子戦のサブタイトルで「真夏の女王蛭子能収杯」が付けられています。同年、ボートレース多摩川でも「多摩川蛭子カップ」という一般戦で冠レース開催、どちらも番組編成を行っています。
PlayStation「蛭子能収の大穴ボートレース」
蛭子能収さんが監修されたとして開発されたPlayStationゲーム「蛭子能収の大穴ボートレース」は、実際には報酬目当てで名義を貸しただけで制作にはタッチしていないとか。
約400人のレーサーとボートレース場のデータがベースになっていて「ボートレースファンが楽しめる」という声がある一方、ゲームとしての完成度は満足度が低いという声もあり、なんとも蛭子能収さんらしい評価が分かれているゲームです。
最後?のボートレース
ボートレースのファンであり、ボートレースに関わるエピソードが豊富にある蛭子能収さんですが、2020年7月に出演したテレビ番組「主治医が見つかる診療所 2時間スペシャル」で、初期の認知症であることを公表しました。
その後も、女性週刊誌「女性自身」で連載している「ゆるゆる人生相談」では、テレビでみせてくれる珍回答、迷回答により、悩める相談者の心によりそっていました。
しかし、「ゆるゆる人生相談」の取材時に「ボートレースに興味が無くなりました」とコメントし、マネージャーさんも衝撃を受けたとか。
そして2020年12月のSG「第35回グランプリ」が開催されたボートレース平和島に訪れ、最後のボートレースを楽しみました。いきなり4Rで万舟券を当てましたが、最終的には惨敗してしまいました。ところが「また来週来ようかな。」とポツリ。「引退?俺そんなこと言ったっけ?」とあっさり引退を撤回したそうです。
その他のボートレース好きな芸能人
そのほかのボートレース好きな芸能人を紹介します。
内山信二
「あっぱれさんま大先生」をはじめ、幼少の頃からTV出演している内山さんですが、ボートレースファンからは予想の精度が高いことで知られています。専門家からの評価も高く、ボートレース番組やネット放送にキャスティングされ、レースの予想と解析を行っています。
内山さんの公式Twitterでは、意外にグルメ関連の投稿がほとんど見当たらず、自身の予想を発表したりボートレースイベントに参加している内容を投稿していて、ボートレースを盛り上げる姿勢には関心します。
2020年にはレース中に他の艇と接触して亡くなった選手について、揶揄した内容を投稿したユーチューバーに向けて怒りのコメントをぶつけことについて、ボートレースファンからは「よくいった」と賛同する声が多くあがったことがありました。
堀内健(ネプチューン)
人気トリオ「ネプチューン」のメンバーで独特な世界観のギャグでおなじみの堀内さんもボートレース平和島での目撃談が多くあがっています。同じ芸能事務所に所属するハライチの岩井さんの影響でボートレースにハマったそうです。
岩井勇気(ハライチ)
ネプチューン・堀内健へボートレースの面白さを教えたのが、TBSラジオ「ハライチ岩井 ダイナミックなターン」でボートレースの面白さや魅力を伝えている、お笑いコンビ・ハライチの岩井さんです。自身が埼玉県出身であることからか、同県戸田市にあるボートレース戸田がスポンサーになっています。
岩井さんの舟券の買い方は大穴狙いが多く、今まで最高配当額は6,7万円だったと、インタビューで語っています。
徳井健太(平成ノブシコブシ)
「腐り芸人」としてお笑いタレントの解析については一目を置かれている徳井さんは、前述したハライチ・岩井さんのボートレースの師匠とのことです。スカパーやニコニコ生放送でボートレース専門の番組に出演し、自身の必勝法を紹介しています。
徳井さんの舟券の買い方は2連単が多く、マクってくる高配当のレースが大好きと語っています。
吉田敬(ブラックマヨネーズ)
パチンコや麻雀など、ギャンブル全般を愛する吉田さんは、スカパーやYouTubeで配信している「ブラマヨ吉田とういちの男舟」という番組にメインで出演しています。自身のTwitterでも、レースの結果について呟いているのを見かけます。
大吾(千鳥)
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのお笑いコンビ・千鳥の大吾さんは、ボートレースで負けてお金が無くなったときに、マネージャーへタクシーで来るよう要請し、お金を借りたという悲しいエピソードをTVで語っています。
まとめ
蛭子能収さんの、ボートレースにかける想いと心温まるエピソードについて紹介しました。
ボートレースには、ひとりの人間をそこまで熱くさせる魅力が詰まっています。
【参考】
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